COLUMN
2023/3/14
むし歯
むし歯の治療をしたのに、同じ歯がすぐにむし歯になってしまうということはありませんか?
むし歯を繰り返すたびに再治療をするのは、患者さんにとって経済的にも心理的にも負担になります。
ここではむし歯の再発の原因と対処法についてお話しします。
同じ歯がむし歯になる原因
●口腔内の清掃不良
元々むし歯ができていたということは、むし歯になる原因があったということです。
むし歯の大きな原因は口腔内の汚れであるため、せっかく虫歯の治療をした後も口腔内が汚れたままだと、同じ歯にむし歯ができるのは必然でしょう。
※コラム『むし歯のはじまり』についてもご参照ください
●補綴物(詰め物・被せ物)の不適合
むし歯の治療を行う際、歯を削ったところに詰め物や被せ物をするのが定番です。
補綴物と歯との間に隙間ができると、むし歯の原因菌がその隙間に入り込み、むし歯を再発させてしまいます。
隙間ができる主な原因としては、①補綴物の経年劣化 ②接着剤の破損 ③補綴物自体がもともと歯に合っていなかった ④歯ぎしり・くいしばりによる補綴物や歯の破損 が考えられます。
むし歯の再発を防ぐために
〇口腔内の汚れをしっかり除去するため、毎日の歯磨きを徹底させましょう。ご自身の磨き方に不安のある方は歯科医院で歯磨き指導を受けましょう。
それぞれの歯並びや生活習慣には違いがあるため、その人に合った歯磨きを歯科衛生士がお教えします!
〇補綴物の不適合が原因の場合、放置していると補綴物内でむし歯が広がってしまうため、速やかに不適合補綴物の除去が必要です。
劣化しにくい、衛生状態不良になりにくい補綴物もありますので、歯科医師にお気軽にご相談ください。